【マンションライフ】メンテナンスコスト
長寿命化のネックは、コストであった。
そうはいっても、現実的にはコンクリートの寿命による理由で解体されることはほとんどないです。取壊しの原因は、設備、機能や経済的理由で取り壊されることが主要因であります。
日本ではこれまで、取壊しによる建替え(スクラップアンドビルド)が主体の傾向にありましたが、 今後は、長期間使用する建物についてはできる限り長寿命化を図ることが重要となっていると思われます。
(というか、マンションが建ち始めてからまだ100年は経っていないので、わからない面は多々あると思われます。)
そこまでは、よかったねということでありますが、では現実的に、一銭もかけないで、65年間全く大丈夫ですというわけではないのが、トリックであります。
誰もが気が付くことですが、コンクリートは大丈夫でも、塗装が剥げたり、タイルが欠落したり、防水が効かなくなったり、配管が腐食したりと住まいである以上、メンテナンスは必ず必要になるのであります。
いくら必要なのか
ではいくら必要なのかであります。ちなみに、行政が何か建物を建てたとして、その後どの程度のメンテナンス費用が掛かるかを試算する場合、どのように考えるかであります。
それは、建てたモノの建築コストと同等の金額をメンテナンスコストと考えるが基本だと思われます。むろん、すべてではないが、その程度の費用をかけないと、維持ができないのであります。コストをかけなければ、どんどん老朽化がすすみ、使用不能が起きたり、大幅な改修等が必要になったりするのであります。
まあ、我々が住むマンションも同様で、メンテナンスのコストをかけなければ、どんどん陳腐化し、価値の毀損が進行するだけなのであります。
自分の財産であるけれど、居住者である区分所有者全員の共有財産であるマンションを維持しているのは、全員の協力があってこそ可能なのであります。
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