【マンション管理費 滞納2】滞納(延滞)者の都合

様々な事情

区分所有者は、人間であるから、さまざまな事情を抱えて生きているわけで、人の数だけ人生があるということだし、明日どうなるかわからないのが人間の宿命なのであろうと思う。大人になった人たちは、多くの場合、他人の立場も多少は考えて、支援をするまでには至らなくても、理解をしめすことはできるようになっているものと思われる。

だから、管理費を滞納(延滞)したからと言って、それだけで逆上して、怒りの鉄槌を下すようなことをいきなりすることは控えたいと思うのであります。なぜなら、マンションは長屋なのであります。一つ屋根の下で暮らしているわけで、マンションのどこの一部屋がなくなっても困るのであります。柱一つ、梁一つなくなっても構造を維持できないのであります。

 

つまりは、お互い様なのであります。前回のブログで書いたように24.8%の管理組合で延滞は発生しているという状況ですので、確率は4分の1。または、4年に1度は発生してしまうかもしれないのであります。

 

明日はわが身かと考えて寛容に相手の事情をよく聞くことから初めてもらいたいのであります。なんでも、そうかもしれないが、コミュニケーション・会話がない世界に解決はないのであります。延滞する人にもそれなりの理由があるので、その理由を理解して、解決方法を見つけるのが、まず管理組合の理事に課せられた仕事であると思われます。

 

原因を特定する

マンションの絶対法規である管理規約に違反して管理費等を支払はないのだから、それは罪が重いわけですが、まずはその原因を確認することから初めてもらいたいのであります。まずは、コミュニケーションを維持することです。優しく、怒らないで接することであります。接し方や話し方は、「【マンション管理費、滞納】回収で大切なことは、滞納者との会話です。」で書いてあるので、一度見ていただきたいと思います。

 

コミュニケーションが途絶えると、後はお互いにとって甚だ厳しい状態になっていくものであります。連絡が取れることが最優先と考えるべきだと考えております。

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