【マンションライフ】マンションのコスト構造 2
改修コストは毎月
前回のブログは、マンションのコストの主役は、共用部分であると説明しました。
具体的に図にすると以下のようになります。
これはあくまでモデルなので、数値は仮定したものでありますが、いずれにしても共有部分は大きいし、個人で負担するわけにいかないのが厄介なしろものであります。むろん、管理規約の中には例外もありますが、おおむね、共用部分を修繕しようとする場合、管理組合で話し合って、総会にかけて承認を得てから実施が、基本であります。
まあ、これも仮定の話ですが、おおよそ建物はメンテナンスにコストがかかるものであります。戸建てでも、外壁の劣化に合わせて改修するように、マンションでも同じように改修します。ただ、マンションの改修は、大規模修繕工事であったりして、直接的に自分の財布から金が出ていかないので、なかなか認識しづらいですが、毎月の修繕積立金がその資金に充当されているわけですので、間接的に自分の金と認識しなければならないものであります。しかも、自分だけが良くなればいいということで回収するのではなく。皆のものであるマンションの価値を保全するために行われていることを認識する必要があるのであります。
で、60年間共用部分を維持するためのコストが、仮に24百万円かかるとしたら、毎月のコストはいくらになるのかである。24百万円を720か月でわると、一か月あたり33,333円となります。ちなみに、専有部分は、11,111円となります。
あくまで全体で考える
専有部分は、自分が、金があるときやればいいという気楽さがありますが、共有部分はそうはいかない。全体に影響するからです。たとえば、自分の部屋のバルコニーでも、それは共用部分なので、やらなくていいですというわけにはいかない。バルコニーにおいてあるガーデニングの植木鉢も防水工事の時はどかさなければならないわけです。
それよりも、自分のマンションでは、いったいどの程度の修繕積立金があるのか?また、自分はどれだけ支払っているのか?60年かだといずれはかかるなどであります。多いのか、少ないのか?
大体は、修繕積立金は足りないものであります。それこそこれを十分すぎるくらいに多くとることは、月々の負担を多くすることになると考えられます。マンションをローンなしで購入される方はそう多くはいないと思われます。仮に、上記の図で、購入価格が40百万円で、30百万円のローンを組んだ場合。一か月の支払いは、おそらく9万円程度にはなると思われます。それに、管理費と修繕積立金とで、50,000円。少し多い感じがするけれど、これが正常なコスト感覚だと思います。むろん、仮定の話です。