【マンションライフ】建物部分のコスト構造
建物のコスト
前々回のブログでは、マンションの建物の構成は、専有部分と共用部分に分かれている。そして、その主たるものは共用部分だという話をしました。
では、具体的にはどのような価格構成で考えればいいのかということです。
前回は、マンションの価格は40百万円。建物価格は32百万円と想定しましたよね。これは、私の個人的な考え方なので、違う考えの方もいらっしゃると思いますが、おおよそ、専有部分は8百万円。共用部分は24百万円ぐらいかなと想定されます。
まあ、海外では躯体の施工と、内装の施工を別の業者がやることはごく常識的に行われていて、内装が何もない状態でマンションが販売されていることもおおいです。特に中国では当たり前で、今ではかなり制限されているように聞いていますが、内装なしのマンションで購入して、土地の高騰で売り抜くというバブル的な手法もあったようです。(今では、ちゃんと住まなければならないとかいろいろ法律も変わったようなのでできないようですが。)
要は、それほど内装はお金がかからないということです。自分でリフォームをやってみるとわかりますが、風呂が3百万円、トイレが0.5百万円、キッチンが3百万円。その程度かければ、かなり普通に変更できます。壁紙とか畳とかは、全然安いですよね。
で、日本ではマンションデベロッパーが最初から内装をやって販売する場合が一般的で、一つのマンションで同じタイプのキッチン、風呂、トイレが入ることが多いです。購入後のリフォームでシステムキッチンを入れるなんての値段ではなく。新築時点では、同じものを大量に入れるので、デベロッパーは果てしなく安く購入できるのです。なので、本当に内装は安いのです。建設業者から見れば、内装業者は最後の最後に入ってきて、見てくれを決めてくれるだけということなのです。
建設業者の目線
建築で気を遣うのは、基礎工事であったり、設備も含めた躯体の工事です。以前は、マンションの工期は基礎工事に2か月、後は階数分の月数がかかるといわれたりしたものです。そして、建築物はとにかく引渡時期は厳守なので、引渡時期に引き渡せないのは、当然違約金が発生します。
(皆さま方が一番困るのは、引っ越しの時期に引っ越しできない。どうしてくれるのかということになるのであります。)
それに、どんな工事でも、躯体さえできていれば、内装はいつでもできます。まあ、屋根があるので、夜中でも土日でも365日24時間できるのです。(現実的に内装業者は、夜中に仕事をやっています)
躯体は夜中の工事は相当に特殊です。通常は昼間で、しかも雨天はなかなかやらない。ということで、内装業者は、大体時間がないないでやらされるかわいそうな職種ではあるのです。
閑話休題。話が大分それてしまったが、マンションの基本は共有部分なのであるという話でありました。続きはまた次回にしたいと思います。
お詫び:とにかく、HPもBlogも超初心者なので、まだ全然わからないでやっています。マンションにお住いの方々に少しでも有用な情報をと思ってやっています。見苦しい点も多々ありますが多めに見てください。よろしくお願いします。